【コンナ状況下で】
【コンナ状況下で】
あえて書いてみました。
2020年3月頃から、我々の生活にも大きな影響を及ぼして、9月を迎えなお、続いている新型コロナウィルス感染症の広がり。
様々な見解や、報道、偏見や差別、デマまで飛び交っている中にて、いち個人、いちバーテンダーとしての目線から、考え、思いを書いてみようと思います。
中学生で柔道をやっていた時、「柔よく剛を制す」という言葉を聞きました。柔道の言葉だと思っていたけど、もっと昔からある言葉だと知りました。
柔の道は、力だけでは勝てない。相手の動きを見て、その力を、いなして利用する。
「押してダメなら、引いてみろ」も柔道では役に立つ。人は押すと反射的に、押し返してくる力を利用する。
また、ある本の著者が、生き方の例えとして。「電車が真正面から走ってきても、止める事は出来ない。しかし1メートルだけ横に動けば、通り過ぎる風を受けるだけです。」と。
真正面から受け止めず、横からすり抜ける事の強さ、巧みさ、柔軟さ。
歳を重ねる毎にその大切さを再確認します。
【独り言】
自粛要請がでて、飲食店によるアルコールの提供が19時まで、22時まで、24時まで、通常、また22時までと目まぐるしく変わり、翻弄されています。
「夜の街」という言葉や、「接待」と「接客」を混同して話す知事達と報道。
「三密」を防ごうと言うのに
「時間」にこだわるのか?
「人数」にこだわるべきでは?
時間的な自粛要請ではなく、
人数的な自粛要請の方が、、
密集は防げるのにと。。
店舗毎に登録してある席数の何十%までの要請として。
まだ3月後半だった頃、
19時に店を閉め帰路に着くと、ラストオーダー前に駆け込んだお客が路面まで溢れて通れない。
どの店も未曾有の出来事に生き残りを掛けて精一杯なのだった。
やがてこれが続けば多くの飲食店が消えてゆくとの予測。
それは、予測など聞かなくとも実感でわかる目の前の危機だった。
そして別の業種、業界では、既に次々と閉店、倒産していると聞いた。
【何をすべきか?】
こういう時に、今までやってきた事が成果としてでる!とか、こういう時こそ、変化に打ち勝って生き残るとか、マッチョな意見も飛び交いますが、、、、
誰にでも出来る事。
それを考えなきゃ答えじゃない。
売上はどうしたって落ちるでしょう。
それに対応して、テイクアウト?宅配??
うーん、、、料理屋さんならありだけど、、
答え・わかりません(笑)
お店を構える時、「イカダに乗って航海にでる」と言う例えをしました。
「今までは豪華客船だったけれど」と。
波、風、嵐、無風、日照り、大雨、台風、、、、
諦めないで何とか生き抜こう。気分がイカダならやれそうな気がします。
インフルエンザのワクチンを打っても、発病する方はいるし、毎年多くの方が亡くなっています。
コロナもワクチンができても消滅するものではない。
敢えて真正面に構えず、柔軟にいなして、すり抜ける。こんな状況下でも、前向きに、明るく生きて行けたらと思います。
皆様の御多幸を心よりお祈りいたします。