シリーズ《鳥さん物語》〜第④羽〜


〜第④羽〜

【色とりどり・鳥のいるカフェ】

《うちの鳥さん達の紹介》

ヒマワリ🌻

(オカメインコ・オーストラリア)

オリーブ🫒(ウロコインコ・南アフリカ等)

みかん🍊(ズグロシロハラ・ブラジル)

3羽とも2023年に産まれ、その年にお迎えしている。月齢の差は少しあるがここでは割愛。

ヒマワリ、オリーブは、自由が丘ひかり街の鳥のおじさんのお店からお迎えをした。

3羽目の「みかん🍊」は千駄木にある「鳥のいるカフェ」さんからお迎えした。

「鳥のいるカフェ」はすごい。

ウォークインで入れる鳥さんの部屋に、それぞれレインコートを着て入ると、およそ200羽程いや、それ以上の色とりどりの鳥さん達が出迎えてくれる。

※さらに近くには、系列のフクロウ専門店もある。

この子達には皆んな足に小さな識別の為の輪が付いていて、仲良くなった子を購入してお迎えする事も出来るし、ただそこで愛でる事も出来る。

ここは、「楽園」だ!

楽園のイメージは、豊かな自然に囲まれてそこに沢山の鳥が飛んでいる。楽園には必ず鳥が飛んでいる。

いや違う。

「楽園に鳥がいるのではない。鳥がいる所が楽園なのだ!!」

そんな名言が産まれるところ。

そして今日もまた鳥さんは誰かのもとに飛んでゆく。

【トリック&トリート】

ハロウィンも過ぎた頃、トリック&トリートと言うよりは、今年は「鳥ック&鳥ート」。「イタズラに鳥が3羽もやって来た」年だった。

千駄木の鳥のいるカフェに、沢山のズグロシロハラインコ達がやって来たとの事。そして期間限定で、お迎えやすくとの事。

「えっ?3羽目!?」

いや、もう何も言うまい。

ベルギーに住んでいるブリーダーさんのところから15羽くらいのズグロシロハラインコ達が「鳥のいるカフェ」にやって来て、我々が行った時には既に7羽位になっていた。オスメスに分けられてケージに入れられ皆んな兄弟なのか、マイペースに暮らしている。

「メスのケージにいるあの子。うん、あの子だね。」

その時、1番美人さんに見えた子が「みかん🍊」ちゃんだ。

羽が光沢のある鮮やかな緑。アタマがオレンジでお腹が白いのが、シロハラインコ。その同種でアタマが黒いとズグロシロハラインコとなる。

みかん🍊を予約してお迎えに行ったのが、2023年12月23日。また、たまたまクリスマスが近かった為に、息子はみかん🍊が自分の為のクリスマスプレゼントだと思って、「ありがとう。」と言って来たので、この年のクリスマスプレゼントは、誕生日に引き続き、そう言う事になった。

【トリオ】

みかんは他の2羽に比べて大きい。特にオリーブと比べると体重は2倍だ。ずっしりとしているし、指に乗った時に握る力も強くてたくましい。

動きも鳥っぽくない振る舞いが多くて、ケージの中では大抵逆さにぶら下がっている。あんまり飛びまわる事はなく、ずっと床を歩き回り人の後をついてくる。リンゴやみかんをあげると器用に片方の足で持って肩足立で一生懸命にかみつづける。そして間違えて落としてしまい、取れなくなると、何事かと思うくらい大きな声で鳴いて、拾ってくれと催促してくる。

この子は頭がいいのか、基本的に人の事を強く噛まない。しかし本当は胡桃も割ってしまうくらいのクチバシを持っていて、新しくあげた木のおもちゃも、バリバリ、バリバリとどんどん壊していく。

また、人の事は基本的に強く噛まないけど、床をお散歩中に人の足の指を見つけると、何故かその際だけ、まあまあ強く噛んでくる。それでも本気で噛まないのがこの子の良いところだ。

一度、みかんをお迎えしてそんなに立たない頃、お腹の具合が悪そうだったので病院に連れて行き、いくつかの検査をした。

クリプトスポリジウムというウィルスに感染をしていると出てしまい、一生付き合って行かなければいけないと言われ、皆んなで覚悟を決めた。

しかし1ヶ月後にもう一度再検査した際、幸いな事に陰転していて、その後も今に至るまで元気なので、あまりそういう病気とかは難しく考えない様に、日々の健康に感謝している。

そんなこんなで、ウチにはインコ三兄弟。インコトリオが結成された。

みかんは大きいが故というか、大きい割に羽が小さい様で、飛ぶ時すごく重そうだ。

バサバサバサ!と何事かと思う様な大きな羽音で、驚くほどゆっくり飛ぶ。まるで飛行船の様に。

2025年の元旦には鳥さんのカゴを全部解体して、綺麗にタワシがけをして、シャワーで洗った。カゴも真っさらに綺麗になって、新しいおもちゃもぶら下げてもらって、この冬は毎朝、果物のみかんかリンゴを貰えて満足なみかんは元旦から大きな声で「ピー!!」と鳴いている。

【止まり木・このお話のあとがき④】

なんとなく年内のうちに3羽の紹介を書きたかったけど、年末に体調を崩して気づいたら年が明けていた。鳥さん達はいつも可愛いけど、それを文字にできるかは常々疑問だ。

「とり」から始まる題名も、どんどんと雑になっていく(笑)。これからは、思いついた事をフリースタイルに書いていこうと思っている。ただ、これで一旦3羽を紹介できたので一安心。

みかんはすごく安定感のある子だから、すごく可愛いけど、表現するのが今のところ難しい。

新年の初めにブログをアップできたので、今年も出来るだけ頻繁に書けたらと思います。

みなさまと、ブログでもお会いでき、小さな「ほっこり」を感じていただければ幸いです。

2025年もどうぞ宜しくお願いします。

今年も皆様の御多幸を祈って。

2025年1月吉日。

Cafe&Bar BlueReef

角井正

Next
Next

シリーズ【鳥さん物語】〜第③羽〜