【沖縄の話】
【沖縄の話】
3月に4泊5日程で沖縄にいってきました。
なかなか詳しく話す事も出来なくて、いざ「どうでした?」と聞かれると、何から話していいか分からず、お土産話って、結構整理しないと難しいのかなと思ったりする今日この頃。
1番の思い出や、今回楽しかった事を話すと、いわゆる沖縄っぽく無い話になるし、沖縄っぽい事を話すと、沖縄行った事ある人にとっては当たり前の事になる。
「どうでした?」
「海が綺麗で天気も良くて!」
なんて、沖縄行かなくても話せる話。
実際今回は、何度目かの沖縄で、時期も3月で海も少し冷たいながらも、シュノーケルやバナナボートもやったけど、
今回の初体験は「沖縄の山」。
ガイドさんと一緒に安全装備をつけて、リバートレッキングで、渓流を上流に登り、時に滝壺を泳いだり、ロープを使って、滝を登ったり。
また別の山では、発見されている沖縄のガジュマルの中で1番その樹輪が大きいと言われる神木のある樹林に迷い込んだり。
もしかしたら、ヤンバルクイナやアカショウビンに逢えることを期待して。
意外と毎日の締めくくりに楽しかったのは、キッチンのある部屋で晩御飯を作る為の、地元スーパーでの買い出しだったり。
でも、「どうでした?」と聞かれてしまうと、5日間で約700キロ走りました!と、なんかキャッチーな話はじめをしてしまったり。
【バードウォッチング】
2023年の5月からオカメインコをお迎えし、その後ウロコインコ、そして12月にズグロシロハラインコお迎え。
3羽の鳥さんと暮らしはじめた。
「鳥を飼い始めました。」と言うと、驚くほど多く、はじめに受ける質問が、「しゃべりますか?」でした(笑)。
少なくとも飼い始めたばかりの子達は喋らないし、個体差もあるので、今後しゃべるかも実はわからないのです。
私もそんなちょっとした期待と思い込みで、沖縄北部のやんばる国立公園エリアに行けば、ヤンバルクイナに会えるに違いないと信じていた。
せめて、沖縄にこの時期くらいから来ると言う渡り鳥のアカショウビンには会いたい。と。
北部に近づいて行くとお土産売り場などに、ヤンバルクイナやアカショウビンのTシャツやステッカーが沢山売られていてついつい買ってしまう。
飛べない鳥で、絶滅危惧種の沖縄固有種であるヤンバルクイナは、車にはねられてしまう事もあるらしく、注意を促すステッカーも多い。
それらもついつい買ってしまい、今は自宅の冷蔵庫に貼ってある。
沖縄の北部の山は深く、リバートレッキングでは、本当に人がほとんど来ない、地元のガイドさんだけが知っている様な渓流を登っていくのだが、意外にも御目当ての鳥さん達に会う事は出来なかった。
大きなガジュマルの森でも見つけられなかったので、山で聞こえた鳥の声を、アカショウビンのものと言い張って聞いていた。
【またいつか】
いろいろ所に旅行したいと言う気持ちもありつつ、同じ所にも何度も行ってしまうことが多く、東京から本州を飛び越えてついつい沖縄まで行ってしまう。
那須もよく行った場所の一つだ。
方向音痴な私は、同じ土地に行ってもあまり道を覚えておらず、繋がらない点と点のスナップ写真の様に、思い出しながら、かつて来た彼の地を彷徨う様に、カーナビ任せに車を走らせる。
それでも、懐かしい記憶がふと蘇る事もあるし、新しい気持ちで旅を改めて楽しむ事もある。
結局、最後まで印象強く焼き付けられるのは、春の那須の新緑のトンネルの様な国道だったり、沖縄の海岸線に、ずっと左側に見える海の蒼だったり。
どんな様にでも旅は心に残って。
その時、その場所の様々な光の反射を見てまたいつかここに戻りたいと思うのだ。
せせらぎのテラスにビールグラスを置いて、水面の流れに対して、斜め45度の少し手前にグラスを設置し、あたかもそれっぽく、思い出の象徴の様な写真を撮る。
実際に、綺麗に写すことの難しいアカショウビン。その声を鼓膜よりさらに奥で聞きながら。